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地獄の季節
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もう客を乗せられぬ/残業禁止のタクシー

 深夜0時半、草水教行さん(48)が運転するタクシーで電子音が鳴り、「空車」の表示が「回送」に変わる。かき入れ時なのに、もう、客は乗せられない。裁判で会社と争う運転手限定の「営業制限装置」が、勤務時間16時間15分を超えて作動したのだ。

 横浜市南区の京急井土ケ谷駅近く。路肩に車を止め1日の売り上げを確かめた。午前8時15分に営業所を出て3万2590円。「やっぱり師走ですね。年内に用事を済ませようと、病院や買い物に急ぐ人が多かった。冷え込んで小雨が降ったこともあるし」

 最近では多い方だというが表情はさえない。あと2時間あれば関内の繁華街に行って一仕事できた。「せめて4万円はいってほしいが……」

 駅前で午後11時半からの1時間に4組の客を乗せた。タクシー乗り場ではまだ、何人も待っている。空車のタクシーがアクセルをふかして脇を通り過ぎていった。

 運転手になった2003年ごろ、1日の売り上げは時に6万円に達し、多い月は手取り21万円ほどあった。売り上げは年々減り、昨年3月には基本給が減額されて手取りは14万円ほどに落ち込んだ。

 「生活ができない」と草水さんが所属する労組は1月、「飛鳥交通神奈川」(本社・横浜市)を相手どって、所定労働時間を超えた分の残業手当を支払うよう求める訴訟を起こした。収入を基本給削減前の水準に戻す狙いだった。

 すると、会社側は8月、裁判の原告となった運転手に残業禁止を通告。所定労働時間限りでメーターを止める装置を取り付けた。草水さんの手取りは約7万円に急減した。

 残業禁止は「裁判をやめれば解除」との条件つき。兵糧攻めは効果を発揮し、約130人いた組合員の半分が、組合を脱退して裁判をやめた。

 組合員の待遇を差別するのは、労働組合法が禁じた不当労働行為にあたるとされる。県労働委員会は残業制限の中止を勧告し、横浜地裁も「不当労働行為」と判断した。

 しかし、会社側は残業制限を撤回していない。「裁判で係争中のため答えられない」と取材には応じなかった。

 年内に解決すると思っていた争議は越年する見通しだ。「負けたくない。裁判をやめても、経営者に都合のいいようにされるだけですから」

 妻も働き、高校生の長男と3人暮らしの家計を支える。それでも、年が明けて事態が変わらなければ、転職を考えざるをえない。

 「妻と子どもに言ったら、『応援してる』って言ってくれたんです。励まされますよ」。初めて、表情が和らいだ。

(太田泉生)

(2010年12月22日 朝日新聞)

 アホのアカピーちゃんも、この運転手自身も気付いていないようだけれど、そもそも、「残業をしなければ最低限の生活を送れるだけの賃金を得られない」事自体が、完璧におかしい。

 最低賃金は都道府県によって違うが、とりあえず時給600円で計算しても、1日8時間で4800円、それの21日出勤で10万8000円、交通費一日500円計算でプラス1万500円、合計11万8500円で、このタクシーの運転手の7万よりもずっと多い。

 11万8500円もどうかとは思うけれど、その程度の給与すらも保証されていないタクシー業界が如何に異常か、非常によく分かる。

 何故にこんな事になっているのか?

 答は、考えるまでもなく、小泉チョン一郎とオリックス宮内によるタクシーの規制緩和に帰結する。

 気狂いどもは、「(増車を規制する)需給調整は事業の活性化を妨げる」などと主張し、全国のタクシーの台数を爆発的に増加させた訳だが、オリックスがリース会社を立ち上げてその恩恵を存分に与った一方、一番肝心要のタクシー運転手たちは、ただでさえ悪かった労働環境を更に悪化させられ、奴隷よりも劣悪な環境で働かされる事と相成った。

 キモウヨヒキニートどもは、現在のこの閉塞した状況を「ミンス党による不況」などと呼んで、まるで、政権が痴民党に返りさえすれば状況を打破出来るかのような夢想を抱いているようだが、あれらとは違い、考える脳味噌を持っている我々は忘れてはいけない。

 ミンス党政権は、確かに、どうしようもない無能、糞虫の集まりではあるが、少なくとも、現在の不況、閉塞感の根本的原因の多くは、小泉カイカクという日本破壊計画にある、という事を。

 この根本的な方向性を変える、つまりはカイカク、規制緩和、キョウソウ讃美などというアホな夢想を全て否定して捨て去らない限り、悪夢は永遠に続く。

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南京の真実

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管理人さま、こんにちは
そうですね、このまま政権交代が成っても、福祉重視の社会主義増税路線から、競争万能弱者切捨て資本原理主義路線に変わって、ばたばた国民が死んでゆくだけでしょう。
なんで政治家にはバランス感覚がないんだろう?
2010/12/24(金) | URL | 石原昌光 #-[ 編集]
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