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「超法規的行動は許されるか」への返答
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 去る23日に書した、「闘争の放棄は、国家の破産宣告である」というエントリーに、Les reveries ou memoires sur l'art de la guerreさんより、「超法規的行動は許されるか」というTBを頂いたので、少し追記をしてみたいと思います。

 私の書き方が悪かったのですが、Les reveries ou memoires sur l'art de la guerreのうしゃこふさんは、先のエントリーにおいて、私が北朝鮮ミサイルを発射しないと明言しないのならば、超法規的措置を以って対抗すべきだと主張していると思われたようです。

 しかし、北朝鮮に対して、ミサイル発射以前に武力による制裁を加えるのに、超法規的措置などを取る必要は、まったくと言って良い程ないというのが、私の論だと言えるものです。

 ただ単純に日本政府が、「北朝鮮テポドン2号の発射の意図が無い事を明言しなければ、我が国に対する宣戦布告として受け取り、然るべき措置を取る」と明言すれば、現在の憲法解釈ならば、超法規的措置など取らなくとも十分に北朝鮮ミサイル基地に対して攻撃できる理由となり得ると言えるものです。

 確かに我が国の憲法には、国家間同士の争いを解決する為の手段としての武力行使を禁止すると書かれてはいます。

 しかし、たかだか紙に書かれているに過ぎない条文と、多数の国民の生命とを比したとき、どちらを優先すべきかという事など、論ずるまでもばく明白であると言えるものです。


 上記の引用して頂いている部分は、超法規的措置を考えよ、という意味では無く、憲法に書かれている「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とする理念よりも、国民の生命を守る事を優先させるべきであるという意味で書したものであり、全ての手続きを無視し、即先制攻撃を仕掛けろという意味で書したものではありません。

政府というのは国家の機関であり、国家ではない。あくまで、市民から権力の信託を受けている代行機関に過ぎない。そうである以上、定められた憲法の枠外となる行為は、信託されていない権力の行使となり不可能である。また、来栖発言で有名な超法規的行動というのも、不可能である。これもまた、自衛隊という組織が行政機関の一つであり、政府の機関である以上不可能なのである。

もし、これらを許すというのであれば、軍事組織であれば、226事件のような軍事クーデターや、ドイツ革命におけるレーテの蜂起を法律的に認めなければならないし、また、港湾で出港する艦艇に「戦争への参加を拒否せよ」という左派の情宣によって艦艇で反乱が起きても、これを法的には一切非難できない。超法規的な行動を認めるというのは、それがいかなる理由があるにせよ、他の反乱も法的に認めざるをえなくなる諸刃の剣であるのだ。


 うしゃこふさんがこう書されている通り、超法規的措置というものには多大なるリスクが付き纏うものであることは明白であり、安易にそのような行動を取ることは、積極的に認められるものではありません。

 私が先のエントリーにおいて訴えたかったのは、憲法の理念などよりも、国民の生命・安全を守ることに重きを置き、北朝鮮ミサイル発射の意思が無いということを示さないのであれば、政府は然るべき行動、つまりは北朝鮮の行動を宣戦布告と見做し、ミサイル基地への攻撃準備を進めるべきであるという事であり、決して全ての法、手続きを無視して北朝鮮を攻撃せよと言うことでは無いものです。

 ただ、私としては、安易に超法規的措置を取るべきではないと考えるものの、如何なる場合においても超法規的措置を取るべきではないという、うしゃこふさんとは意見を異にするものです。

 は確かに守るべきであり、安易にを軽んじた行動を取るべきではありません。

 しかし、はあくまで規範であり、これを神に準じるものの如く崇め奉り、これと心中するのは、まっぴら御免と言えるものです。

 の範疇で行動している限り、国家国民の安全を確保できないという状況に陥ったのならば、そこで超法規的措置を取ることは、憲法以前に存在する人間の生まれ持った権利、つまりは生存権というものを守る為ならば仕方が無いというのが、私の偽らざる考えです。

憲法を変えなかった、法律を作らなかった、また然るべき防衛力を整備しなかった、そういうツケは自らの血で支払わねばならないだろう。それが市民の矜持というものではないか。


 うしゃこふさんの仰る通り、この現状は、これまで国防というものを、あまりにも蔑ろにしてきた全ての日本人の責任であり、その代償は日本人が支払わねばならないものではあります。

 しかし、その代償を血を以って支払うのか、或いは超法規的措置というものの前例を作り、将来におけるリスクという形で支払うのか、という選択の余地くらいはあると言えるでしょう。

 無論、安易に超法規的措置などを取ることは愚行としか言いようの無いものであり、すべきではありませんが、を守って死を選ぶか、或いはを破って生存を確保するか、という選択を強いられた時、どちらを選択するかの自由はあって然りと言えるものです。

 憲法を含め、というものは国民の生命・財産を保護する為に規定されているものであり、これを守れば国家国民が守れない事態となって尚、これに固執して滅亡を選ぶなど、愚の骨頂であると言えるでしょう。

 ただ、今回の件は、このようなリスクを犯すまでもなく、北朝鮮の一連の行動を宣戦布告と見做すと政府が明言すれば良いだけのものであり、先のエントリーは、それを阻害していると思われる、嘘で塗り固められた平和理念というものに異言を呈したに過ぎないものです。

 とりあえずは、以上が先のエントリーへの補足と、うしゃこふさんに呈して頂いた点への返答です。

 私は別に自分の意見が絶対正しいなどとは思っていませんので、あまり文通っぽいのは好みではありませんが、異言・反論などあれば、いつでも受け付けますので、どなたでもお気軽にTBして下されば幸いです。

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南京の真実

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はじめまして
kokuhatuと申します
「癒着」についてホソボソとブログに記入しております。

拝見いたしました、スゴイですね

また参ります。

トラバ失礼いたします。
2006/06/24(土) | URL | kokuhatu #-[ 編集]
はじめまして。
2006/06/25(日) | URL | 浪人 #-[ 編集]
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 昨日「○城県に舞台が移ります」と書きましたが、C県の動きもなかなか忙しいのでタイトル横に○城編は○県、C県編はC県と書き込んで区別しますネ。前略芸者遊びが大好きなI先生、来年は統一地方選ですね。県会議員として日夜、自助努力にお忙しくて大変ですナ。でも..
先日のエントリ"超法規的行動は許されるかについて、或る浪人の手記の浪人氏より返答のエントリ「超法規的行動は許されるか」への返答があったので、これについて返答させていただく。 私が先のエントリーにおいて訴えたかっ
ヘッドライン【テポドン2号】米高官ら、先制攻撃に否定的 アメリカは攻撃するためにしなければならないことを十分理解している、すなわち思いついたらすぐに誘導ミサイル搭載潜水艦を派遣して誘導弾を数発ぶっ放して帰ってくるだけじゃ済まない事を十分理解しているから「
2006/06/27(火) | 今日の言いたいこと