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志、定まれば、気、盛んなり
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 日本中露非難決議案に対して、自らの主張を妥協してサミット前の合意を狙うのではないかと懸念されていましたが、流石に盆暗の日本政府も、この局面において妥協することの意味を理解はしていたのか、この懸念は何とか実現されずに済みそうな様相を呈しているようです。

日米、制裁決議採決へ 中露なお反対

 北朝鮮のミサイル発射を受けた国連安全保障理事会の決議採択をめぐり、日米両国は14日、拘束力のある北朝鮮への制裁措置を盛りこんだ決議案の採択をめざすことで合意、同日(日本時間15日)中にも採決に持ち込む方針で一致した。決議案では「平和に対する脅威、平和の破壊または侵略行為の存在」を認めた国家などを対象とした「国連憲章7章」に言及することでも合意、米国が日本の意向を受け入れた形だ。中国とロシアは制裁措置の盛り込みになお反対しているが、日米はこれ以上の譲歩はしない方針で、中露が拒否権を行使するかどうか、緊迫した局面を迎えた。

 安倍晋三官房長官は14日夜、ハドリー米大統領補佐官と電話で会談。ハドリー氏は、ライス米国務長官、ボルトン米国連大使と協議した結果、主要国首脳会議(サンクトぺテルブルク・サミット)開幕までに制裁決議案の採択をめざす日本政府の方針に同調することを伝えた。

 これに先だって小泉純一郎首相も14日、訪問中のヨルダンで同行記者団に「日本の基本方針は変わらない。サミット前に採決したい」と明言した。

 政府筋によると、日米両国は、いったんは、安保理が強制力を発動できる根拠となる国連憲章7章の文言は削除する妥協策に傾いたものの、中国とロシアは、非難決議にとどめる立場に固執。調整は暗礁に乗りあげた。 このため日米は、「これ以上の譲歩は無意味な上、決議もなし崩しになりかねない」(政府高官)との意見で一致。7章に関する文言も復活させることで一致した。

 別の政府高官は14日夜、「中国が拒否権を行使しても日本にデメリットはない。国際社会にかつてない日本の強い意思を示すことが何より大事だ」と述べ、中国が拒否権を行使する事態も想定していると強調した。


 【ニューヨーク=長戸雅子】国連安全保障理事会の常任理事国と日本は14日午前(日本時間同日夜)、大使級会合を開き、日米など8カ国が安保理に提出した制裁決議案と中国、ロシアが提示した非難決議案の一本化に向け、大詰めの協議を行った。しかし、ボルトン米国連大使は決議案に強制力を伴う国連憲章7章を明記するかどうかで中露とは合意に至らなかったと明かした。

 日本の大島賢三国連大使は「肝心な点でまだ溝がある」と制裁決議案と非難決議案の一本化調整がつかなかったことを明らかにする一方、「今日中にも決着を付けたい」と述べ、14日中の採決を目指す意向を表明した。ボルトン氏も「ミサイル発射からすでに10日もたっており、決断するときだ」と日本に同調、制裁決議案の採決に踏み切った場合でも、「どの常任理事国も拒否権を行使しないよう期待している」と述べ、中露両国を牽制(けんせい)した。

(2006年07月15日 産経新聞」)


 ここで安易な妥協をすれば、それは確実に湾岸戦争の時と同等か、或いはそれ以上の汚点を日本外交が背負ってしまうとしまうと考えられるものです。

 その視点からも、今回のこの政府の決断はまさしく正しいものであり、英断に対して素直に賛辞を述べたいと思うものであります。

 露国外交戦略において、日米案を牽制してくるという事はあっても、サミット議長国という立場から拒否権の行使などという愚を犯す可能性は限りなく低いと思えるものです。

 残る支那は確かに拒否権を発動する可能性は十二分にあり得ると言えるものではありますが、仮に支那拒否権を発動し、今回の制裁決議案が見送られるような事になっても、それは日本にとって北朝鮮の後にいる本当の敵であると言える支那国際的に孤立に追い込むことに繋がり、国策上プラスになり得るものであると言えるものです。

 しかし、日本中露案を呑むこと即ち外交的敗北であることに気付き、賢明な選択をしたことは喜ばしくはありますが、未だ支那北朝鮮の説得に当たっているという現実がある以上、まだまだ油断は禁物と言えるものです。

 今回の北朝鮮によるミサイル発射が、支那北朝鮮による出来レースであったと想定した場合、サミット開催ギリギリになって北朝鮮支那の説得に応じ、ミサイル実験を停止させ、六カ国協議に復帰すると言い出せば、今は日本に同調をしてはいる米欧の諸国も、もう少し様子を見ようと言い出す可能性は無いとは言い切れません。

 今回の日本政府の英断により、決定的な敗北の可能性こそ薄れたものの、相手は狡猾な支那であり、ここからの逆転劇に繋がるシナリオを用意していないと安易に考えるのは危険と言えるものです。

 今のこの状況は国家艱難の危地である事は間違いの無いものですが、同時に中朝を一気に追い詰める良い機会であるとも言えるものです。

 政府首脳は、先制攻撃論などの即時に実現出来る訳でもない夢想で国民に夢を見させるよりも、まずはこの機会を活かして如何に中朝二国を追い詰めるかに全精力を注ぎ、これからの展開を少しでも有利にするべく、知恵を振り絞って頂きたい。

 中露二国は恐らく、最後の防衛線であるとも言える北朝鮮の崩壊を阻止すべく、その悪辣な頭脳をフルに活用して我々に立ち向かってくるものと考えられます。

 これに立ち向かい打ち破った時初めて、日本外交は間抜けな低頭外交から脱却し、日本を真の独立国へと誘う切欠になるものであると思えるものであります。

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南京の真実

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ようやく、日本も国連をうまく使うことができてきたようです。中、露に拒否権を使われても、日本は独自の制裁をして、北と準戦時状態になればよろしい。まだ、韓国軍の指揮権が在韓米軍司令官にあるうちに、ありとあらゆる手段で、北を締め上げるのだ。そのためには、経済制裁などではなく、「経済封鎖!」北と取引をした国にはその貿易代金分を日本との貿易時に罰金として徴収する。もちろん、ODAの金額もその取引量に応じて減らす。
こうして、北を干上がらせる。もちろん、北に援助する韓国にも同様の措置をする。
2006/07/15(土) | URL | 1156 #-[ 編集]
決議案可決しましたね。
今、改めて第7章を読みましたが、上記コメントの経済制裁や軍事制裁まで含んだ、最大限の国際的行動の裏付けだったんですねえ。
日本にとっては、世界が合法的に支援してくれるチャンスを逃しました。残念。
日本独自の制裁を加えてやりましょう。
2006/07/16(日) | URL | 1156 #-[ 編集]
本当に無念です。

ただ勿論これで万事解決という訳ではありませんので、日本政府には、今回の失敗の原因を良く考えて、次なる機会に備えてもらいたいものです。
2006/07/16(日) | URL | 浪人 #-[ 編集]
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 よほど朝鮮総連に尻を叩かれているんでしょう。北鮮がミサイル撃ってからってものこのおっさんのHPの更新の忙しいことったらありません。
 どうも一昨日以来米欧メディアがこの件に関して冷淡な割には国内メディアの報道が多すぎて、情報が錯綜し全体としての進捗を見にくいです。 末尾の記事は昨晩の毎日インタラクティブから拾ったんですが、今日の未明に各紙の報ずる内容は「いまだ落とし所見えず」「決着は