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魔女裁判を繰り返してはならない
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 我が国は嘗て、極東軍事裁判という、完全に法の精神から逸脱した復讐の為の魔女裁判により、著しくその名誉を傷つけられ、更に加えて、今尚、その傷跡を色濃く残し、闇の中を彷徨っていると言える状況です。

 しかし今、我が国は、米国の悪辣な所業に、間接的とはいえ手を貸し、第二の極東軍事裁判と呼んでも過言では無いものに加担し、自らが受けた苦しみを、他国に対して与えようとしています。

フセイン裁判、8月中旬にも判決「死刑なら銃殺に」

 【カイロ=岡本道郎】イラク中部ドゥジャイル村で1982年に起きた元大統領フセイン暗殺未遂事件を受け、住民148人を殺害した罪に問われているフセインら8被告に対する裁判は26日、バグダッドの高等法廷で最終弁論を続開、弁護人殺害などに抗議して出廷拒否を続ける弁護団が不在のまま、法廷選定の弁護人が被告フセインについての弁論を読み上げた。

 これに対し、フセインは弁護人を認めないなどと抗弁した上で、アブドルラフマン裁判長に、「私は軍人だ。死刑にするなら絞首刑ではなく、銃殺刑にしてほしい」と訴えた。

 裁判は27日、他被告の最終弁論が行われる予定だが、フセイン本人が弁論を行う可能性もある。判決は、早ければ8月中旬にも下されるとの見通しだが、なお流動的。検察側はフセインと側近2人に死刑を求刑している。

 今月7日からハンストを続け、23日に入院したため、24日再開された最終弁論には欠席していたフセインはこの日、「意思に反して法廷に連れて来られた」と抗議の声を上げたが、裁判長はこれを認めなかった。

 AP通信によると、弁護人は〈1〉証拠には、ドゥジャイル村での村民殺害・拷問にフセイン個人の関与を結びつけるものはない〈2〉書類中での「殺人者サダム」などの表現は公正な立場の人物による記述とは言えない――などと、一応の弁護をした。

(2006年07月27日 読売新聞)


 確かにイラクフセイン元大統領は、過去においてイランイラク戦争湾岸戦争の引き金を引いた人間であり、我が国の時とは状況は違うものであるとは言えます。

 しかし、少なくとも、事今回のイラク戦争に限って言えば、フセイン元大統領米国に対して明確な攻撃意図を見せた訳でも無く、また、米国が言うようなフセイン元大統領アルカイーダの関係にしても、フセイン元大統領アルカイーダ嫌いという事実がある以上、米国の言い掛かりである事は明白であると言えます。

 また、米国がよく言うイラクフセイン元大統領イラク国民に対する圧政にしても、私はイラク国民で無い為、確実な真偽の程は分かりかねるものではありますが、日本で見る事が出来た映像、画像を見る限りでは、米国が言う程に酷いものでは無いと思えるものであります。

 少なくとも、中国共産党によるチベット東トルキスタンに対する弾圧や、北朝鮮金正日による北朝鮮国民への圧政に比すれば、遙かにマシであったと言う事が、容易に想像出来るものです。

 無論、彼の行動の全てを正当化させるつもりは毛頭ありません。

 イランイラク戦争や、湾岸戦争を引き起こした事からも、彼が中東平和を乱していた存在である事は明白であり、また、米国が喧伝する程では無いにしても、彼がイラクの権力を一人で掌握する独裁者であった事は事実であり、少なからず、イラク国民を圧政の下に置いていた事は確かと言えるものです。

 しかし、フセイン元大統領は、米国が言う様な大量破壊兵器を保持していた訳でも無く、米国、または他の国への侵略を再び企てていた訳でも無く、また、現在においても戦争を裁く国際法というものが無い以上、今、米国が行っているこの裁判は、明らかに敗者を甚振る行為であり、かつて我が国が受けたものと同じ、魔女裁判に他ならないと言えるものです。

 イラクへの自衛隊の派兵のみならば、多々の納得のいかない部分はあるにしても、日米同盟というものを結んでいる以上、仕方の無い側面もあると考えられるものではありますが、このような魔女裁判に加担する事は、かつて同じような仕打ちを受けた我が国として、絶対にすべきでは無いと思える次第です。

 最早、始まってしまっているこの裁判を、我が国一国の力で止める事は不可能であるにしても、これに加担するような事は絶対にしてはならないと言えるものです。

 我が国がこの裁判し対して取るべき態度は、米国プロパガンダに加担して、フセイン元大統領を世紀の悪魔として喧伝する事などでは無く、かつて、我が国があの忌むべき魔女裁判の憂い目にあっていた時、インドパール判事が示した態度を、例え米国の不興を買おうとも取るべきであると思えます。

 フセイン元大統領が、完全に無罪だと言っている訳ではありません。

 しかし、戦争というものを裁く国際法が無い以上、国際社会、まして米国一国がフセイン元大統領を裁く根拠など何処にも無いと言えるものです。

 また、フセイン元大統領独裁圧政に関しては、これを裁くべきはイラク国民であり、国際社会米国では無いと言えるでしょう。

 我々はこの米国による蛮行を、遠い異国の出来事として見過ごすような事をしてはなりません。

 それは、間接的にとは言え、極東軍事裁判という、人類史上最低最悪の魔女裁判を認める事に繋がる行為であると言えるものです。

 例え届く事も無く、決して認められないとしても、この蛮行に対して糾弾の声を上げ続ける事こそ、かつて極東軍事裁判という魔女裁判にかけられた我々日本の、国際社会における責務であると思えるものであります。

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南京の真実

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東京裁判もフセイン裁判も魔女裁判ライクというご意見には同感ですが、すこし性格が違うと思います。

東京裁判は戦勝国が戦敗国を一方的に断罪するという、まさに中世的魔女裁判だったといえると思います。

しかし、フセインを裁いているのは、傀儡政府かも分かりませんが、国連にも加盟している自国の政府が自国の法律に基づいて裁いている裁判です。

それを一緒にして非難されるのは、いつもの浪人さんの鋭い論調からして、やや疑問を感じます。
2006/07/28(金) | URL | weirdo31 #-[ 編集]
東京裁判と、今回のフセイン大統領の裁判が、少し性格の違うという事は仰る通りです。

しかし、今回、フセイン大統領への裁きを主導しているのは、明らかに米国であり、イラク国民の意思が反映されているとは、とてもではありませんが言い難いものです。

拙文ゆえに伝わりづらかったかも知れませんが、私はこの二つの裁判を混同して非難している訳では無く、勝者が敗者を一方的に裁くような魔女裁判を再び繰り返す事には、その憂い目を見た我が国は、断固として反対すべきだと言いたかったのです。

性格も経緯も違うものとは言え、これを認めるという事は、結局回り回って、東京裁判を認めると言う事に繋がるものでは無いかと思えるのです。
2006/07/28(金) | URL | 浪人 #-[ 編集]
浪人さんの仰ってる趣旨は充分理解しているつもりです。

しかし、極東軍事裁判の不当性をイラクのフセイン裁判の不当性非難と一緒にして訴えることは、事態を複雑化するだけではありませんか。

我々日本人としては、満州国の建設は欧米が認めたパレスチナの地にイスラエル国を復活させた以上に正統性のあることを訴えることによって、日清日露両戦役以降の日本近代史の正統性を訴えてゆかねばならないと考えています。

フセインの裁判はイラク人に任せておこうという考えです。東京裁判なるものを現在国際的に正義と考えられる基準で進行したとすれば、被告席に座るのはa)被告はトルーマンでとスターリンで、b) c)被告は、マクナマラであり、ルメイ、エノラゲイの機長その他でしょう。
2006/07/29(土) | URL | weirdo31 #-[ 編集]
確かに、事態は深刻化するかも知れませんね。

私としても、フセイン大統領の裁判を、本当にイラク国民がイラク国民の意思に則って行うのならば、如何に魔女裁判的なものであっても、日本は関与すべきでは無いと思えるものです。

しかし、今現在行われているものは、一応はイラク国民により行われているとされてはいますが、明らかに米国が主導しているものであり、これを認めてしまう事は、やはり、東京裁判史観を認めてしまう事に繋がるように思えてしまうのです。

満州国につての御意見には、全面的に賛同するところですが、その為の第一歩としても、やはり、我々日本人は、東京裁判史観というものから抜け出さねばならないように思う次第です。
2006/07/29(土) | URL | 浪人 #-[ 編集]
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