FC2ブログ

 
或る浪人の手記

人気blogランキング にほんブログ村 政治ブログへ FC2ランキングへ ヲシテ町へ
べ、別にあんたのために書いてるんじゃないんだからね!ま、まあ、どうしてもって言うなら、ちょっとだけ読んでいってもいいけど…なツンデレ系時事ブログ
ブックマークに追加する
最新の記事

      全ての記事を表示する

トップ国際 → 中東情勢と第三次大戦

中東情勢と第三次大戦
人気blogランキングへにほんブログ村 政治ブログへFC2ランキングへ

 混乱を極める中東情勢は、いよいよ、最終局面を迎えようとしている様相です。

安保理の制裁警告決議、イラン大統領が拒否

 【テヘラン=工藤武人】イランのアフマディネジャド大統領は29日、テヘランの大統領府で記者会見し、「イラン国民は、脅しや強制の言葉を受け入れない」と述べ、31日までのウラン濃縮停止を求めた国連安全保障理事会の対イラン制裁警告決議を拒否する姿勢を改めて示した。

 国営テレビが生中継した。これにより、イランが同決議を無視し、核開発を継続することが確実になった。

 大統領は、「イラン国民は平和を愛し、誰も攻撃しない」と述べ、核開発が平和目的だと強調。交渉による事態打開への意欲も示した。

 また、安保理による対イラン制裁発動の可能性について、「ありそうにない」と述べ、楽観的な見通しを示した。

 一方、大統領は、敵対する米国のブッシュ大統領と「国際情勢に関し、テレビ討論を行う用意がある」と述べ、対話を呼び掛けた。両国は1980年以来、断交しており、イラン首脳が米首脳に直接対話を呼び掛けるのは異例。

 安保理は7月末に、イランが8月31日までに濃縮などの核関連活動を停止しない場合、制裁を検討するとの決議を採択していた。

(2006年08月29日 読売新聞)


 多くの反米家や自称国際情勢の専門家のお歴々は、この米国によるイランへの態度を、単純な石油利権を巡る侵略と捉えているようですが、今回のイラン、先のイラクを含めた、米国による一連の中東への攻撃的な態度は、そのような単純な欲得感情ではなく、米国が国際社会において、現状の覇権を維持し、生き残る為の、生死を賭けた戦いとも取れるものであると感じます。

 無論、石油ラインを確保するという事も、一連の行動の重要な動機の一つではあると思えますが、それよりも、ユーラシアのハートランドである中東を押さえ、台頭してくる覇権国家候補である支那を封じ込める事の方が、米国にとっては重要な目的であると考えられるものです。

 そして、それよりも更に米国が重大視しているのが、イランがドル建てでは無く、ユーロ建てで石油を取り引きしようとしている、という点であると考えられるものです。

 米国が双子の赤字を抱えている事は、最早公然の事実であり、米国政府自身も、これを隠し立てしようなどとは一切していません。

 にも関わらず、米国が世界で唯一の覇権国家でいられるのは何故かと言えば、ドルが国際社会の基軸通貨である事に他ならないと言えるものです。

 つまり、国際社会の諸国が、貿易を行うに際して、米国の通貨であるドルを使用する為、ドルを買い続けるが故に、米国は如何に借金を重ねようとも、それを気に止める事も無く、唯一の超大国として君臨していられるという訳です。

 何しろ、如何に借金を重ねようとも、世界の基軸通貨であるドルを刷りさえすれば、多少の価値の低下はあるにしても、全ては丸く収まるのですから、双子だろうが三つ子だろうが、然程に重く受け止める必要は無いという訳です。

 しかし、世界の石油埋蔵量の大半を占める中東諸国が、石油貿易の為の決済通貨を、ドル以外で行おうとすれば、一体如何なる事になるか。

 答えは考えるまでもなく明白です。

 即座にまでとは行かなくとも、遠からぬ将来において、ドルが世界の基軸通貨ではなくなる可能性が、飛躍的に高くなると言えるでしょう。

 もし仮にそうなれば、米国は世界で唯一の超大国としての資格とも言える基軸通貨という超特権を失い、急速に没落していくであろう事は、想像に難くないと言えるものです。

 これがある以上、如何に国民からの反発が高まろうとも、民主党政権に代わろうとも、何らかの理由を探し出して、イランを攻撃しようとするのは、当然の事であると考えられるものです。



 当然の事ながら、米国という存在が没落すれば、全てを米国に依存している我が国が、想像を遙かに上回るダメージを受ける事は確実であり、小泉内閣が、野党・国民の反対を押し切ってでも、あのような中途半端な特措法で自衛隊をイラクに派遣した事も頷けると言えるでしょう。

 そして恐らくは、小泉政権を引き継ぐと宣言している安倍内閣は、米国のイランに対する攻撃にも、賛同の意を示し、占領に加担する事は無くとも、積極的に支援するであろうと考えられるものです。

 しかし私は、例え米国崩壊の危険を冒してでも、この戦争に日本は加担すべきでは無いと考えます。

 それは、9条真理教信者のような、単純な「センソーハンタイ」メンタリティからでは無く、このイランと米国との争いが、大惨事世界大戦を誘発する危険性を、多分に含んでいると考えるからです。

 ここまで書いた行間をお読み頂ければ、このイラン問題というものが、米国とイランによる単純な諍いでは無く、現派建国組である日米、旧覇権国組である欧州、そして次なる覇権国家を狙っている支那とが、ユーラシアのハートランドである中東という地域を争っているものであるという事が、ご理解頂けるものと思います。

 無知な私では、これ以上、上手く表現する事が出来ませんが、米国が覇権を維持しようとイランに対してアクションを仕掛ければ、次の覇権を狙う支那は、確実にそれを妨害するべく動き出すと考えられるものです。

 恐らく、表面的には支那も欧州も、米国に協力するそぶりを見せはするでしょうが、裏では、その他の中東や他地域の反米国家を煽り、次から次へと問題を出し、複雑化させ、米国の弱体化を図ってくるであろうと考えられます。

 もしも仮に、日本がイラン攻撃に手を貸すような事をすれば、日本もまた、この泥沼の争いに巻き込まれ、百年戦争へと誘われてしまうと感じられてなりません。

 仮に、それを避け得たとしても、碌でもない事になるであろう事だけは、ほぼ絶対的だと言えるでしょう。



 しかし、米国の急激な没落は、我が国にとっても望ましい事では無く、出来得るならば、これを避けるべきである事は言うまでもありません。

 それを避け得る為に、今、日本がすべき事は、米国の中東への介入に積極的に加担する事などでは無く、米国の没落を出来得る限り緩やかにし、その後の世界に向けて準備する為、イランを含めた中東諸国に対し、性急な行動を自制するよう、呼び掛ける事であると考えられるものです。

 「盛者必衰の理」とあるように、この世の全てのものは、何時か寿命を来すものであり、それは米国とて例外では無い以上、米国が没落していく事は天の必然と言えるものです。

 しかし、これを急激に進めれば、国際社会、特に我が国は、立ち上がるのが困難な程の苦境に追い込まれると考えられるものであります。

 しかし、その為に米国が取っている手法に手を貸す事は、事を複雑化し、余計に悪い事態へと誘うようにしか感じ得ないものと言えます。

 今、日本がすべき事は、米国とともに百年戦争に突入する事などでは無く、中東諸国を説得し、米国の没落を、可能な限り緩やかにしていく事であると感じられるものです。

 政府の英明な判断と迅速かつ的確な行動を、願わんばかりであります。

人気blogランキングへ←人気blogランキングに協力お願いします
にほんブログ村 政治ブログへ←出来ればこちらも協力お願いします
このブログを評価する←このブログを評価する

米中が激突する日
米中が激突する日
posted with amazlet on 06.08.30
黄 文雄
PHP研究所 (2006/04/19)

米中冷戦の始まりを知らない日本人
日高 義樹
徳間書店 (2006/06)

ボロボロになった覇権国家(アメリカ)
北野 幸伯
風雲舎 (2005/01)
売り上げランキング: 3,688
おすすめ度の平均: 4.43
5 国際情勢に疎い私でもよく分かった本
5 国民が待ち望んでいた本
5 とても面白い


PR情報
産経NetViewは産経新聞の朝刊をパソコン上でご覧いただくサービスです
比較表で一目瞭然!選ぶべき光ファイバーのプロバイダーはココだ!

      
スポンサーサイト


南京の真実

ブックマークに追加する
>イランを含めた中東諸国に対し、性急な行動を自制するよう、呼び掛ける事であると考えられるものです。<

結論としては同じになるのですが、私の考えは次の通りです。

アメリカがイランの核開発に拒否反応を示すのは、それがイスラエル国の存続に致命的な打撃を与えるからだと考えます。

イランのアフマデネジャド(悪魔でねじゃっどと覚えています)大統領が、イスラエルは抹殺されるべきだと最初いい、あわてていや地図上からだと言い直したように、イランの核武装は中東情勢を根本的に悪化させます。もちろん、現在は比較的穏健なアラブ諸国も国内は激動の波に洗われるでしょう。

アメリカだけではなく、イギリスを始めドイツ、フランスもイスラエル国の存続に重い責任を感じています。

それを見越しているからこそ、アフマデネジャドは強気に出られるのです。

支那とロシアが例によって日和ってる、いやガソリンが漏れだしているタンクの横で一生懸命100円ライターでたばこに火をつけようとしています。

我が国としては、比較的良好な外交関係を最大限利用して、イランに自制を求めなければならないことはいうまでもありません。アメリカが唯一の覇権国家の座を護らんが為というのは、現状認識としては当たらないと思います。

もちろん、支那とロシアは同床異夢でしょうが、覇権国家へのカムバックを狙って画策しているのでしょう。

2006/08/30(水) | URL | weirdo31 #-[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
2006/08/30(水) | | #[ 編集]
私も、この考えが100%正しいとは確信を持てないものであり、未だ、米国の真の狙いを模索しているところではあるのですが、私とweirdo31さんとで、最も認識の違うところは、イランによる核兵器開発の意志という点だと思います。

恐らく、日本国民を含めた、国際社会の大半以上の方々が、イランが核兵器開発の意図があると捉えていると思うのですが、イランは一度も「核保有」の意図など、一度も謳っていなく、また、その準備を進めている様子も、殆ど見られないと、これまでの情報からでは推察出来るものと私は考えます。

また、仮にその意図があり、準備を進めていたとしても、現状から考えるに、その成功は10年以上は先であると考えられるものです。

ここから考えるに、米国がイランを攻撃したい理由は、核開発などでは無く、全く別の理由であるというのが、私の考えです。
2006/08/30(水) | URL | 浪人 #-[ 編集]
今、そのような行動を取れば、ほぼ確実に日本は滅びると断言出来るものです。

思慮も無く、威勢の良い言葉だけを吐く事は、自らを窮地に追い込むだけの愚行に過ぎません。
2006/08/30(水) | URL | 浪人 #-[ 編集]
浪人様

拙論にコメント賜り、恐縮です。

私も、本当にイランが核兵器開発の意志も意図もないなら、リビアのカダフィのようにあっけらかんとして、核開発の実態をさらけだせばと思います。

イラクのフセインの轍をわざわざ踏もうとするほど、アフマディネジャドは馬鹿でないことを祈るのみです。

しかし、イラン人は誇り高きアーリアンです。最後の最後までチキンゲームに挑戦するでしょう。
2006/08/31(木) | URL | weirdo31 #-[ 編集]
仰る通り、アフマディネジャド大統領、そしてイランの民衆は、決してチキンレースから降りようとはしないでしょうね。

ただ私は、万が一にでも、彼らを説得出来る可能性を、唯一日本だけが持っていたように感じる次第です。

核兵器を保有し、理不尽に中東を苦しめてきた欧米では無く、核も持たず、先の大戦以来、一度も対外戦争もせず、その上で、経済的にもイランに益をもたらす事が出来る日本ならば、可能性は低いと言えども、説得の方法次第では可能であったと感じられる次第です。

政府、外務省は、支那政府と遊んでいる暇があったのならば、一秒でも多く、イランを含めた中東問題に取り組むべきであったと思えます。

ただ、その可能性も、先の小泉くんの嘆きの壁のパフォーマンスにより、限りなくゼロに近づいたと感じざるを得ませんが...
2006/08/31(木) | URL | 浪人 #-[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
2006/09/01(金) | | #[ 編集]
URL
コメント
パスワード
秘密
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバックURLはこちら
http://restororation.blog37.fc2.com/tb.php/468-9ed62023
ニューズウィーク誌によると、米国のブッシュ大統領はイランへの核爆弾単の投下を実行しようとして軍部に説得されて思いとどまったらしい。実に恐ろしい話であるが、本来ならば逆であろう。まず戦争好きの軍部が暴走し、政治家が何とかたしなめるというものであろう!...
2006/08/31(木) | 時事評論