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支那、安倍晋三を無能と評する
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 以前、故橋本龍太郎元首相が訪中した際、中国の兵法書の一つである六韜の中の一節が、非常に持て囃されたのを記憶しておられるでしょうか。

 内容としては、「交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が有能ならば何一つ与えず返せ。交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が無能ならば大いに与え、歓待せよ。そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な者が失脚する。そしてやがては滅ぶ」というものなのですが、余りにも状況と一致した為、多くの政治系ブログで使われていました。

 さて、私がこのような昔話を持ち出してきたのは、何も橋本元首相を扱き下ろす為などではありません。

 彼が、中国共産党に股座を掴まれ、我が国の国益を売り渡そうとした国賊であるという事には異論はありませんが、別の世界へと旅立った人間を、殊更にこれ以上扱き下ろしたところで、何の生産性も無い事は明白であり、また、私には死者を鞭打つよう趣味はありません。

 では何故、今、このような話を持ち出してきたかと言いますと、こちらを見て頂ければ理解して頂けるかと思います。

安倍氏賛美、小泉氏こき下ろし 中国メディア

 8日付の中国共産党機関紙・人民日報は「智者は勢いに従って事を謀る」と題して安倍晋三首相の訪中を論じる記事を掲載した。訪中を決断した安倍首相を「智者」と持ち上げて絶賛する一方、靖国神社参拝問題などで日中関係を悪化させた小泉純一郎前首相を「自己陶酔する独裁者」とこき下ろした。

 記事は「就任後わずか13日、日本の首相として史上初めて中国を最初の外遊先に選んだ」安倍首相の訪中を「氷を打ち砕く旅」と表現した。「安倍、小泉両氏はともに世襲議員で、同じ自民党の森派に所属、政策や主張は基本的に同じだ」と位置づける一方で、2人の違いを分析している。

 安倍首相は就任後、「靖国神社参拝について『政治や外交上の問題になることを望まない』立場をたびたび表明した」と紹介。その上で「『国家利益』よりも『心の問題』を優先する小泉前首相」と違って、安倍首相は「周りの意見を積極的に受け入れる」「国際情勢に順応できる」「智者」だと評価した。

 今回の訪中の決断について「アジア外交の改善という公約を果たすと同時に、小泉前首相が残した負の遺産を清算し、野党の攻撃も封じ込めることができる。まさに半分の力で2倍の効果を上げることができる」と、安倍首相を自国の政治家のように褒めたたえた。

 「人民日報」は中国共産党の中央宣伝部に直属し、自他ともに認める中国政府の「のどと舌」(代弁者)だが、今回のように外国の指導者を手放しで賛美するのは極めて異例。背景に、国民の反日感情をなだめて、日中首脳会談を決断した胡錦濤国家主席を援護射撃する狙いがありそうだ。

(2006年10月08日 産経新聞)


 記事中にもあるように、この安倍氏への賛美は、日中関係を国民感情を刺激せずに良化させたいという中国共産党側の思惑も絡んでおり、一概に橋本元首相の件と同じにする訳にはいきませんが、ただそれだけの理由であるならば、ここまでの賛美をする必要も無いと思えるものです。

 そもそも、我が国国内の支持者でさえも、安倍首相を頭の切れるタイプの指導者などと思っている人間は少なく、恐らく、盲目的な支持者を除いては、あまり頭の回転は良くないタイプだと思っているものと思われます。

 そのような人間に対して、「智者は勢いに従って事を謀る」などという題を付けてまで、無闇に褒めそやそうとするなど、怪しいとしか思えないというのが、ごく普通の人間の感想だと思えるものです。

 私が悪い頭で想像するに、人民日報社の安倍首相に対する賛美には、三つの可能性が考えられます。



1.単純に日中友好ムードを盛り上げる為に褒めそやそうとしたところ、調子に乗って賛美し過ぎてしまった。

2.会談の折に、安倍首相は胡錦涛国家主席に対して、何らかの土下座外向的な密約を交わし、それに気を良くした胡錦涛が、人民日報社に徹底的に褒めそやすように指示した。

3.会談前までは、天才・岸信介の孫という事もあり非常に警戒していたが、会って話してみると、明確なビジョンの一つも無い、典型的な坊ちゃん政治家である事が判明した為、六韜の教えに沿って、過剰に賛美して日本でも彼の人気を盛り上げ、間接的に日本への打撃にしようとした。



 1であるならば、事は非常に単純であり、憂慮する必要などは何も無いと言えるものですが、そのすぐ近くの半島の馬鹿大統領ならば兎も角、胡錦涛がそれ程に間の抜けた政治家であるという可能性は非常に低く、1である可能性は非常に低いと言わざるを得ません。

 複数の理由の中に、1の要素が含まれているというのならば、十分に考えられるものではありますが、単独で1のみが理由である可能性は、限りなくゼロに近いと言えるでしょう。

 ならば言うまでもなく、2、或いは3の要素は必ず含まれていると考えられるものであり、そのどちらが主たる理由であるにしても、日本にとって憂慮すべき問題であると考えられるものです。

 私には、会談の内容を事細かく知り得る術など無く、あくまで公開情報を基に想像するしか手段は与えられてはいませんが、少しでも正解に近づく為、今回の会談で結ばれた共同プレスを見てみたいと思います。

日中両国が共同プレス発表

 日中両国は8日、安倍晋三首相と胡錦濤国家主席の首脳会談などを受けて共同プレス発表を行った。このなかで、歴史認識問題については日中共同声明や日中平和友好条約などの原則を順守するとともに「歴史を直視し、未来に向かい、両国関係の発展に影響を与える問題を適切に処理する」ことで一致した。

 また、北朝鮮が核実験を行うとしている点については「核実験の問題を含む最近の朝鮮半島情勢に深い憂慮」を表明。北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議を推進し、対話と協議を通じて朝鮮半島の非核化実現などに協力することを確認した。(北京 石橋文登)



 ■日中共同プレス発表の骨子

 一、日中関係は両国にとり最も重要な2国間関係の一つ

 一、双方は日中共同声明、日中平和友好条約および日中共同宣言の諸原則を順守し、歴史を直視し、未来に向かい、両国関係の発展に影響を与える問題を適切に処理する

 一、双方は共通の戦略的利益に立脚した互恵関係の構築に努力する

 一、日本側は中国の指導者の訪日を招待。中国側は原則的にこれに同意

 一、日本側は戦後60年余、一貫して平和国家として歩み、引き続き、平和国家として歩み続けることを強調。中国側はこれを積極的に評価

 一、東シナ海を平和・協力・友好の海とするため、双方が対話と協議を堅持し、意見の相違を適切に解決する

 一、日中有識者による歴史共同研究を年内に立ち上げる

 一、双方は、核実験の問題を含む最近の朝鮮半島情勢に深い憂慮を表明。対話と協議を通じて朝鮮半島の非核化の実現、北東アジア地域の平和と安定維持のため、6カ国協議を推進し、ともに力を尽くす

(2006年10月08日 産経新聞)


 基本的には、無難と言えない事も無いものに仕上がっており、最初の外交としてはまずは合格点と言えないでも無いですが、「主張する外交」とやらには程遠く、小泉外交以前の既定路線に戻しただけと言った感想です。

 しかし、対北朝鮮に関する事柄などを考えるに、支那の協力とまではいかないまでも、敵に回らないようにしておく必要はあると言えるものであり、この程度でも仕方が無いと言えるものではあります。

 ただ、ここで気になるのは、「東シナ海を平和・協力・友好の海とするため、双方が対話と協議を堅持し、意見の相違を適切に解決する」、そして、「日中有識者による歴史共同研究を年内に立ち上げる」という二つの文言です。

 私は、この東シナ海の問題を考えるに、この問題において支那と向き合う経産相のポストに、甘利明という男を任命した事には、非常に違和感を感じておりました。

 ここで、甘利明という政治家の、現在の主な役職を引用しておきます。

  • 知的財産制度に関する議員連盟 会長

  • コンテンツ産業振興議員連盟 会長

  • 宇宙エネルギー利用推進議員連盟 会長

  • 資源エネルギー長期政策議員懇談会 会長 (超党派)

  • リサイクルシステム推進議員懇談会 会長 (超党派)

  • 日本・アゼルバイジャン友好議員連盟 会長 (超党派)

  • 日本・カタール友好議員連盟 副会長

  • 日中友好議員連盟 幹事長 (超党派)

  • 経済活性化税制議員連盟 幹事長


 一瞥するに、エネルギー資源関連の役職を多く持っており、経産相に相応しいと思えなくもないですが、ただ一つ、決してこの東シナ海ガス田の問題において、支那と向き合う人間が担っているべきではないポストがある事に、多くの方は気付かれる事と思います。

 安倍首相が、一体如何なるつもりで彼を経産相に任命したかは分かりませんが、ごく普通に考えるに、彼がこのポストにおいて担う役割は、第三次小泉改造内閣時の、二階俊弘のそれであるとしか考えられぬものです。

 要するに、安倍首相は東シナ海ガス田の問題について、真剣に支那とやり合うつもりなど毛頭無く、その上で「東シナ海を平和・協力・友好の海とするため、双方が対話と協議を堅持し、意見の相違を適切に解決する」という事は、つまりは東シナ海のガス田は基本的に支那の利権ですよ、と言っているに等しいと思えるものです。

 日中友好議連の人間などを、東シナ海ガス田問題で主に支那と向き合う経産相に任命しながら、東シナ海ガス田問題を我が国の国益にあうよう処理しようと思うのならば、せめて、話し合いが決着を見るまでは、互いに開発を行わない程度の約束を取り付けなければ、凡そ不可能であると断言出来るものです。



 次に「日中有識者による歴史共同研究を年内に立ち上げる」という文言ですが、このようなものが壮大な無駄に終わる事が確実である事は、これまでの経験で十二分に分かっている筈と言えるものです。

 それでも尚、この「歴史共同研究」なるものを推し進めようと思うのであれば、日本側の研究者が一方的に折れる以外に方法は無く、このようなものは、無駄に終わるか日本が不当に貶められるかの、どちらかしかあり得ないと言えるものです。

 前者であれば、まだ多少はマシではありますが、どちらにしても、売国的提案であるという事には変わりは無いでしょう。



 恐らく、国民の間でも賛否が分かれる最初の首脳外交となりそうですが、少なくとも、朝日新聞あたりが喜びそうな仕上がりになっている事は間違いありません。

 これを成功と見るか、或いは失敗と見るかは個々人の自由ではありますが、判断をする前に、もう一度だけ冒頭に記した六韜の一文を思い出して頂きたいと思います。

 「交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が有能ならば何一つ与えず返せ。交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が無能ならば大いに与え、歓待せよ。そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な者が失脚する。そしてやがては滅ぶ」

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南京の真実

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いつも拝見致しております。

ここまで中国に褒め称えられるという事は、中国に
とっては小泉よりよっぽど「使える」首相だという
評価であり、褒め殺しというわけですね。

>小泉外交以前の既定路線に戻しただけと

その通りですね。しかも親台湾の仮面をかなぐり捨てようとしています。
2006/10/09(月) | URL | きこり #mQop/nM.[ 編集]
六韜の外交編に乗っている「有能な外交官はこき下ろし、左遷させる様に仕置き、無能な外交官は下にもおかず、出世するように仕置く、これで相手の国の外交はメタメタに堕落する」そう言う風な記述があった筈。

中国に歓迎される外交使節とは、詰まる所そう言う輩と決め付けてよろしいでしょう。
やはり安倍晋三は駄目だった・・・でFAですね。

>きこり様

親台湾路線については、中国と関係を深めれば当然疎遠になりますね。
結局、安倍晋三とはエネルギー確保で今後どれだけ苦しむか、通商線確保で今後どれだけ中国が嫌がらせをしてくるかも見えない愚物なのでしょう。

知能がたりない故の舌禍も、政権発足後加速度的に増えて(表面化して)います。
多分、ネット右翼達の肝を冷やす様な方向に、今後は向かい始めるでしょう。
2006/10/09(月) | URL | 三輪耀山 #X.Av9vec[ 編集]
仰るように、支那にとって安倍晋三という御仁は、小泉元首相などよりも遥かに使い良い存在なのでしょうね。

台湾に関しても、今回の外交予定に含まれていない事からも、軽視し始めているのは間違いありません。

正式に外交として出向くのが難しいとしても、帰国前に立ち寄るくらいの事は、支那への牽制にもなる事であり、また、国益にも適う事だと思えるのですがね。

内政に関しては、発足前より評価外でしたが、この調子では、外交でも見事に無茶苦茶をしてくれそうですね...
2006/10/09(月) | URL | 浪人 #Q51Om4FU[ 編集]
>やはり安倍晋三は駄目だった・・・でFAですね。

やはりというか、想定通りというか、その通りでしょうね。

発足以来、ここまでグダグダの政権を、何故に未だ盲目的に支持している人間がいるのか、本当に不思議でならない限りです。
2006/10/09(月) | URL | 浪人 #Q51Om4FU[ 編集]
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北朝鮮が核実験に成功したという情報が入りましたね。一体どういうつもりなのか分かりませんが、もう手が無かったのでしょうか。
昨日下記の文章を書き、今朝エントリーしようかと考えたが、もう少し推敲してみようと思い直して、今日は朝から出かけた。ところが、外出先から帰ると、すでに北朝鮮が核実験を実施したという。エントリーのタイミングを逸してしまったが、今からでも投稿しておこうと、エン
2006/10/09(月) | 珈琲ブレイク
気になる記事やブログのエントリーをピックアップ。感想を色々書き加えながら逐次だらだら更新していきます。   ◆安倍氏賛美、小泉氏こき下ろし 中国メディア (http://www.sankei.co.jp/news/061008/kok009.htm) 8日付の中国共産党機関紙・人民日報は「智者は勢いに従
2006/10/10(火) | きこりんの日記