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教育バウチャー制度は、我が国の崩壊に繋がる
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 政府自民党は、安倍首相の政策の目玉である教育改革を推進するべく、教育基本法の改正に向けて急ピッチで事を進めようとしている模様です。

教育基本法:採決日程で攻防 衆院特別委

 衆院教育基本法特別委員会は7日、地方公聴会を8日に続き13日にも開くとともに、参考人質疑を9日に行うことを決めた。与党は教育基本法改正案採決の環境が整ったと判断、14日採決を提案した。野党は15日の中央公聴会開催など審議の継続を主張しているが、民主党内では16日以降の採決を受け入れる意見が出ており、同改正案は来週中に衆院を通過する見通しが強まった。

 「衆院で止めるのは難しいと思うが、参院で国民世論の理解を得るよう頑張る」。野党筆頭理事の中井洽氏は7日の民主党代議士会で語った。衆院採決を近く容認することを示唆し、抵抗のバトンを参院に渡す「終戦」宣言と受け取られた。

 民主党は同日、小沢一郎代表や鳩山由紀夫幹事長らが国会対応を協議し、防衛庁省昇格法案の衆院採決を沖縄県知事選(19日投票)以降に引き延ばす方針を確認。与党側も採決強行は知事選に悪影響を及ぼしかねないとみており、同法案の採決先送りで折り合う雰囲気の中、教育基本法改正案では正面衝突を避けたいのが民主党の本音。審議拒否など強硬な抵抗手段はとらない構えだ。

 自民、公明両党は来週中の衆院通過を見越し、7日の参院議院運営委員会理事会で同法改正案を審議する特別委員会の設置を改めて提案した。【高山祐、山田夢留】

(2006年11月07日 毎日新聞)


 現状の教育基本法は、愛国心の記述云々以前にまず、我が国の国柄や風土、文化などが一切考慮に入れられてはいないものであり、これを改正する事は遅すぎたと考えられる程のものであり、反対の意見を述べようなどというつもりは毛頭ありません。

 無論、現在自民党が提出しようとしている教育基本法も、公明党なる平和という言葉を悪用して日本を堕落させようとしているカルトの走狗に阿り過ぎと思える節があるものであり、まず以て素晴らしいものとは言い難いものであり、これならば民主党案の方が遙かにマシと思えるものではありますが、現状のままを放置するよりは、幾らかはマシであろうと妥協出来る程度のものとは言えるでしょう。

 しかしながら、ここで我々が問題視するべきと考えられるのは、この教育基本法ではなく、その後の教育改革の方針、そして今現在においてのそれの進め方だと思われます。

 そもそも、教育を正そうと志すのであれば、まず以て自らの身を正さねばならないと言えます。

内閣府が「やらせ質問」認め陳謝

 内閣府は7日午前の衆院教育基本法特別委員会理事会で、青森県八戸市で9月に開いた政府主催の教育改革に関するタウンミーティングについての調査結果を報告、参加者に質問を依頼していた事実を正式に認め、「国民に不透明な印象を与え反省している」と陳謝した。

 調査結果によると、内閣府は八戸市教育委員会を通じ、質問予定者に「教育の根本となる教育基本法は見直すべきだ」「教育の原点はやはり家庭教育だと思う」などの内容の質問事項を送付し、発言を依頼。さらに「棒読みにならないように」「意見発表を依頼されたことは言わないように」などと注意事項も伝えていた。

 内閣府は、八戸以外で開いた計7回の教育改革に関するタウンミーティングについても参加者に対する依頼がなかったかを調査し、9日をめどに結果を報告する方針。

(2006年11月07日 産経新聞)


 政治家であろうと教育者であろうと、所詮は一人間であるが故、過去から現在に至るまで、全くの純白、清廉潔癖である事などは凡そ不可能であるにしても、最低限、教育改革を行おうとしている今、下らない水面下での工作を行うなどという事が以ての外である事など、わざわざ取り立てて言わねばならぬ事ではないと考えられるものです。

 にも関わらず、このような下らない行為を行うような真似をするような人間が、本当に我が国の未来を担う子供たちの為となる教育改革が出来るのかと問われて、政府自民党は胸を張って「はい」と答える事が出来るのでしょうか。

 この指示を安倍首相が出したとまでは言いませんが、如何に口先で綺麗事を並べ立てたところで、身内がこのような不始末を行う事も未然に防げないようでは、安倍首相の教育への志なるものも疑わざるを得ないと言えます。

 「まず隗より始めよ」との言葉があるように、教師の不作為を戒め、教育制度を正常なものに是正していこうと思うのならば、それを指示する人間を真っ先に正していかねばならない筈です。

 「戦後レジームからの船出」と謳いながら、それと最も相反するものである「村山談話」「河野談話」を踏襲するなどと腑抜けた宣言をした事もそうですが、綺麗事や威勢の良い事を口走るよりもまず、本質的なものを確固たるものにして頂きたい。

 その程度の事も出来ない人間が、教育基本法を改正しようが、憲法を改正しようが、結局は良くて今までの延長戦、最悪の場合、現状よりも悪質な腑抜けたものにしかなり得ないと言えるものであると言えるでしょう。



 そして、その腑抜けが推し進めようとしている教育改革の内容ですが、こちらもやはり問題があると思えます。

 教師の免許を更新制にするというものは、現状の腐れた日教組などを見ると、非常に良いアイデアだと言えますが、教育バウチャー制度なるものは、公教育の本質を叩き壊すものであると同時に、現在政府が掲げている、「再チャレンジ」という精神からも逸脱した、狂った制度であるとしか思えないものです。

 サヨクではありませんが、こんなものを本当に実地してしまえば、成績の良い学校はより予算を獲得して栄え、成績の悪い学校は予算を減らされ、更に状態が悪化していき、まさしく格差が固定化してしまうと考えられます。

 競争原理が欠けていた事が、現在の公教育の腐敗に繋がっている面がある事は確かとは言えますが、このようなやり方を以て、公教育に競争原理ならぬ市場原理を持ち込む事は、非常に軽率かつ危険な行為であるとしか思えません。

 もし、どうしても公教育に競争原理を持ち込む為、この教育バウチャー制度的なものを実地するというならば、成績の悪い学校は予算を減らすなどという方法ではなく、成績の悪い学校、そしてそこの教員には補習なり何なりを行うなどの、その状態を脱却出来るようになる手掛かりとなるような罰則を与えるなどのようにして、教育格差が固定してしまわぬように心掛けるべきだと考えます。



 また、この制度の問題点は、そのような教育格差の固定というものの他にも、学校を地域の交流の場としてきた我が国の文化を、完全に崩壊させてしまう切っ掛けになるとも言えます。

 現在のように、苛めが悪質化してきた原因も、本来ならば学校が果たしてきたそのような役目が、戦後、基地外人権主義者の台頭とともに、徐々に崩壊してきた事が要因の一つと考えられます。

 安倍首相は連日の苛め問題を受け、教育改革の中で十分に対処を考えていくと語ったようですが、もし、この教育バウチャー制度を実地してしまえば、学校の地域のコミュニティーの場としての役割は完全に崩壊し、苛められた児童、生徒を救う為のセーフティーネットは、完全に崩壊してしまうと言えます。

 世に悪党が絶える事が無いように、人間が集団で生活する場において、苛めというものを根絶する事は、限りなく難しいと言えるでしょう。

 究極的にはそこが目的であるにしても、いま、目の前にある現実に対処するという事を考えるならば、苛めが起こってしまったとき、どのような手段を以て児童、生徒を救うのか、また、その目の前にある苛めを解決させるのかという事が重要だと考えられます。

 その全てを学校、教師に押しつけようとする動きも見られますが、教師と言えども所詮は単なる人間であり、全ての問題を解決出来る程には完璧ではない事は当然です。

 学校全体で取り組むにしても、その持てる権限だけでは、どうにも解決が図れない事が出てくる事も当然であり、生徒、児童の為にも、もう一段、セーフティネットが必要になってくるのではないでしょうか。

 児童、生徒を教師が支え、教師を学校が支え、学校を地域が支える。

 無論、それで完璧だなどとは言いませんが、そのような体制を作っていく事こそ、現状の歪んだ体制を是正していく第一歩であり、苛め、不登校、質の悪い教師の排除という事にも直結していくのではないかと考えます。

 そして、それこそが、美国の真似事などではなく、本当の意味での「美しい国」を作る第一歩となるのではないかと思う次第です。

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>学校を地域の交流の場としてきた我が国の文化

学校が地域の交流の場になったことはそもそも公教育ではないのでは?部外者は締め出ししているし、教員も学生も固定のメンバーでお勉強しているだけですからね。地域の人間が公教育に入ってくることなど現行制度ではありえないです。


>苛めが悪質化してきた原因も、本来ならば学校が果たしてきたそのような役目が、戦後、基地外人権主義者の台頭とともに、徐々に崩壊してきた事が要因の一つと考えられます。

これは逆では?私立学校では、苛めが悪質化せず、公立学校では問題が是正されず、自殺まで追い込まれてしまうのも公教育の制度的欠陥でしょう。徐々に崩壊してきたのではなくて、昔から校内暴力など公教育には付きものでしたよ。それらが形を変えて今にいたっては虐めのような陰湿な姿に変貌してきたのでしょう。


>この教育バウチャー制度を実地してしまえば、学校の地域のコミュニティーの場としての役割は完全に崩壊し、苛められた児童、生徒を救う為のセーフティーネットは、完全に崩壊してしまうと言えます。

これも逆では?今の公教育では、苛められた児童、生徒を救う為のセーフティーネットは何もないからこそ、自殺まで追い込まれて死人が続出してしまってるということでしょう。
バウチャー制度でもいいから、ひとつの地域に複数の教育機関(学校)ができれば、通学を選択できることによって逃げ場ができるし、それが生徒にとってもセーフティーネットになりえます。(命は救える)
バウチャーのような教育改革を阻もうとしているのは、生徒を犠牲にしてでも公教育という名で自分たち公務員の既得権益を維持したい勢力だけでしよう。
2006/11/08(水) | URL | 教育改革 #-[ 編集]
>学校が地域の交流の場になったことはそもそも公教育ではないのでは?

確かに、「教育の現場」に地域の人間が介入するような事はなかったでしょうね。

私が言っているのはそういう事ではなく、例えば体育祭にその地域の父兄が集まったりだとか、休日に学校の児童を集め、地域の父兄がスポーツを教えたりだとか、そういう類の事です。

>私立学校では、苛めが悪質化せず、公立学校では問題が是正されず、自殺まで追い込まれてしまうのも公教育の制度的欠陥でしょう。

私立学校で苛めの問題が余り取り沙汰されないのは、私立学校の苛めがマシなのではなく、単なる隠蔽体質によるものだと考えられるのではないでしょうか。

詳細なデータは持ち合わせてはいませんが、少なくとも、私立学校では苛めが悪質化し難いという話は、今まで聞いたことがありません。

>今の公教育では、苛められた児童、生徒を救う為のセーフティーネットは何もないからこそ、自殺まで追い込まれて死人が続出してしまってるということでしょう。

これに関しては、その通りかも知れません。

ただ、私の考えとしては、学校が地域のコミュニティーの場として機能しなくなってきたからこそ、セーフティネットの役割をするものが無くなり、自殺まで思い詰める生徒が増えてきたのではないかと思います。

>バウチャー制度でもいいから、ひとつの地域に複数の教育機関(学校)ができれば、通学を選択できることによって逃げ場ができるし、それが生徒にとってもセーフティーネットになりえます。

確かに、バウチャー制度を導入すれば、転校にかかる手間は多少削減されるかも知れませんが、その地域に教育機関が増えるというような事は、バウチャーでは起こらないのではないでしょうか。

そうすると、結局は遠い地域の学校に通うか、或いは、バウチャー制度によって質が悪いと定められた学校に通う事となり、前者の場合、多少の手間が削減されるだけで、現状と大して変化はないと感じられます。

後者の場合は言わずもがな、現状よりも悪くなっているのではないでしょうか。

>バウチャーのような教育改革を阻もうとしているのは、生徒を犠牲にしてでも公教育という名で自分たち公務員の既得権益を維持したい勢力だけでしよう。

勘違いされているようですが、私は教育改革自体には反対するつもりはありません。

現状の公教育が数えきれぬ程の問題を抱えているのは紛れもない事実であり、これを是正しない事には、我が国の将来はないと考えます。

しかしながら、改革とは、すれば良いというものではなく、良い方向に改革しなければ、現状を良くするどころか悪化させてしまう可能性すらあります。

その上で、自分の思うところを述べているだけであり、頭がお花畑のサヨクの如くに「カイアクハンターイ」と何やらの一つ覚えで叫んでいる訳ではありません。

まあ、浅学非才の身故に、勘違いをしている事も多々あるかも知れませんが、その辺だけはご理解頂ければと思います。
2006/11/08(水) | URL | 浪人 #-[ 編集]
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